尿管結石は、結石の大きさやできた場所によって治療方法が変わります。
主に、1センチ以上の大きな結石だと自然に排出するのはむずかしいと考えられ、体外衝撃波やレーザーを使って結石を粉砕する方法を適応します。
粉砕して細かくしたものを尿と一緒に排出するよう様子を見るときもありますが、ほとんどは内視鏡手術と併用して粉砕した結石を取り除くのが一般的です。
しかし結石が1センチ未満と小さく、自然排出が期待できる場合は食事療法や薬物療法をしながら経過を観察することになります。
結石が見つかってから排出されるまでどのくらいの日数がかかるかは人それぞれですが、早ければ1日で排出することもありますし、その反対になかなか排出されずまた激痛に襲われる、という道をたどる人もいます。
自然に排出されるのを待つ場合は、定期的に通院することが必要です。
そのたびに結石の状態や症状などの経過を確認します。
石が排出されるとき、ゴロっとした感覚があり尿と一緒に出るのがわかる人もいれば、小さすぎて出たことすら気付かなかったという人もいます。
ここで気を付けたいのは、もし尿と一緒に排出することがわかったら、その石を流してしまわずに取っておきましょう。
茶こしなどを使うと石をキャッチすることができます。
これは、尿管結石というのは非常に再発しやすい病気なので、石が何の成分でできているかを調べて再発防止に役立てることができるからです。
どちらにしても尿管結石を一度患ったら、半年ごとくらいのペースで定期健診に行くことをおすすめします。
自覚症状がなくてもまた結石が発見される可能性も高いからです。
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