尿管結石を患って治療する際に、完治するまでいったいどのくらいの期間を要するのか気になる人が多いと思います。
尿管結石は患者によって、石の大きさや石のできた場所、石の個数なども違ってくるので、完治するまでの期間も人それぞれ異なります。
また、症状によって治療方法も変わります。
石が小さい場合は食事療法や薬物療法を併用しながら自然に排出されるのを待ち、石が大きい場合は体外衝撃波で砕いたり、レーザーで砕いて内視鏡手術で取り除いたりします。
基本的には石がすべて排出できた時点で完治ということになります。
手術した場合は、手術が完了した時点で完治ですね。
しかし、尿管結石というのは非常に再発率の高い厄介な病気で、完治といっても「一応完治」といった表現になることが多いのです。
尿管結石は一度かかってしまうと何度も繰り返してしまうことが多く、「完治」という状態になるのがむずかしい病気なのです。
実際、すべての石が排出されて完治ということになっても、再発予防についての説明をされることになります。
また、尿管結石は一度かかると半年ごとくらいの定期健診がすすめられ、定期的にまた結石ができていないかチェックしていくことになるのです。
水分をいつもより多めに摂ったり、食生活を改善することによって再発をかなり食いとめることも可能です。
しかし体質によっては結石ができる度にちがう成分で、食事療法だけでは再発を止められない場合もあるようです。
どちらにしても、「もう2度とかからない」といった完治が非常にむずかしい病気であることは確かです。
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