尿管結石の治療法は、結石の大きさや結石ができた場所、結石のできている成分などによって、最も最適であると思われる方法を選んで治療することになります。
その方法は、薬物治療・体外衝撃波治療・レーザー治療・内視鏡手術などです。
昔は開腹手術が当たり前だったのですが、リスクも大きく体の回復も遅くなるため今は内視鏡手術が主流になってきました。
それではそれぞれの治療法の特徴を以下にまとめます。
・薬物治療
結石が1センチ未満で小さい場合、用いられます。
薬物治療といっても直接結石に効く薬物を投与するわけではなく、結石が流れやすくなるような薬物を投与しながら自然に流れるのを待つ、という方法です。
尿酸結石やシスチン欠席は尿をアルカリ性にすると溶けやすいと言われているので、そういった効果のある薬物を投与します。
その間、できるだけ多くの水分を摂り、たくさん尿を出すように心掛けることが必要です。
・体外衝撃波治療
その名の通り、体の外から衝撃波を当てて結石を粉砕する方法です。
約1センチくらいの結石の場合に適用される治療法です。
・レーザー治療
レーザーを当てて結石を粉砕する治療法です。
結石のできた場所などによって、適用される場合がある治療法です。
・内視鏡手術
内視鏡手術は、背中に小さい穴を開け、そこから腎臓まで内視鏡を通して粉砕した結石を摘出する手術方法です。
体外衝撃波やレーザー治療を併用して行われることが多いです。
体外衝撃波治療やレーザー治療では治療がむずかしい、2センチ以上の結石に適応される治療方法です。
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