尿管結石の好発部位は、主に3か所に分けれらます。
好発部位とは症状が発生しやすい箇所のことをいい、この場合は結石ができやすい箇所のことをいいます。
<尿管結石の好発部位>
1.腎盂尿管移行部
1.尿管と総腸骨動静脈交差部
1.膀胱開口部
むずかしくてわかりにくいですが、要は腎臓の中・尿管全体・膀胱の中、といった感じです。
そして結石がこのいずれかにできているかによって、痛みや炎症などの症状が大きく変わることになります。
尿管結石は、七転八倒するほどの猛烈に激しい痛みに襲われることが多いと言われますが、それは主に結石が尿管に詰まっているときに起こります。
結石ができていても腎臓の中にとどまっている場合や、膀胱の中に納まっている場合はそれほどの痛みは感じません。
これは腎臓の中の粘膜には痛みを感じる神経が通っていないためです。
膀胱の中に納まっている場合は多少の痛みや不快感は感じるかもしれませんが、痛みは軽い鈍痛程度でさほど苦痛ではないことがほとんどです。
尿管に詰まった場合は尿の流れを阻害してしまうので、そのために痛みが発生します。
尿が流れず逆流してしまった場合も腎盂腎炎を起こしてしまい、その炎症によって腎臓の皮膜が引き伸ばされるため痛みが起こります。
この場合に起こる痛みは耐えがたい激痛なので、その痛みを抑えることがまず先決になります。
また、結石がどの部位にできたかによって治療の方法も変わってきます。
病院の診察を受け、適切な治療方法で治療を受けることが大切です。
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