尿管結石は結石の大きさや結石のできる場所などによって症状や痛みが異なってきます。
1センチ以上の大きな結石の場合は、自然に排出することはむずかしいと考えられ、手術をしたり結石をレーザーや体外衝撃波で砕いたりする治療法が適応されます。
しかし緊急性を伴わず、食事療法や水分を多めに摂るなどして自然に結石が排出するのを待つ治療法の場合、漢方を併用することも治療法としてすすめられます。
漢方は西洋医学のように即効性はありませんが、体に負担がかかることもなければ副作用もほとんどありません。
長期的に治療にのぞむ場合、非常に効果が期待できる方法と言えるでしょう。
尿管結石に適した漢方もいくつか種類があります。
基本的に漢方の医学では、尿管結石は腎機能の低下と血の巡りの悪さが発症の原因であると考えられていますので、それらを改善する漢方が最も処方されるでしょう。
そのほかには尿管結石に伴う痛みを和らげる作用のあるものや、結石を取り除きやすく作用のあるもの、残尿感や頻尿などに作用のあるものなど、それぞれの症状に合った漢方を処方することが可能です。
尿管結石は一度治療しても再発しやすい病気と言われています。
再発を予防するためには西洋医学的な治療だけではなく、漢方を利用して根本的な体質改善を行うことが効果を高めます。
一度尿管結石にかかってしまった場合は、食生活の改善を心掛ける際に漢方の服用も考えてみてはいかがでしょうか。
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