尿管結石は普段の食事や水分補給によって改善できることの多い症状です。
特に水分補給は大切で、できるだけたくさんの水分を摂るようにして、尿を多く排出することが治療の方法になります。
しかし水分補給だけでなく、毎日の食事にも気を付けなければならない要素がたくさんあります。
尿管結石を治療、または予防するために、どのような食生活を心掛ければ良いのでしょうか?
まず、脂肪を控えます。
脂肪を多くとると吸収されなかった脂肪酸が腸内でカルシウムと結合し、シュウ酸と結合すべきカルシウムが減少してしまうのです。
このため吸収可能なシュウ酸が増えてしまい、結石を増加させる原因となってしまいます。
脂肪分の多い食事はなるべく控えるようにしましょう。
次に、カルシウムを多く摂るようにします。
結石の約9割はシュウ酸カルシウムという素材でできています。
シュウ酸が腸から吸収される前に腸の中でシュウ酸カルシウムとして大便にして出してしまえば、尿にシュウ酸がいかなくなります。
そのためにもカルシウムをたくさん摂ることが必要になってくるのです。
そして、規則正しい食生活を心掛けることです。
「結石は夜作られる」という言葉があります。
そのため夜に暴飲暴食してしまうと、夜食べたものが尿中に排泄されて尿の濃度が濃くなり、結石を作る原因となってしまうのです。
寝る直前に食事するようなことは避け、朝・昼にしっかりと食事を摂る生活に切り替えるようにしましょう。
PR