尿管結石になってしまったら、私達はどのような治療をすればいいのでしょうか。これも後でお話ししますが、どうしても手術いうケースも出て来ます。しかし、それも結石の大きさが問題になってくる訳でおおよそ4ミリ以下の結石では、鎮痛剤によって、尿とともに外へ排出されるものです。一般的には手術の方法を取らないのではないでしょうか。 しかし、大きさが一センチ以上のものになってしまいますと、それが尿とともに外に排出されることはまずないと言ってもいいでしょう。そのときには手術の方法がとられます。
それは、体外衝撃波による結石破砕術などです。大体は言葉で内容もつかめるのではないでしょうか。結石を砕いて、尿と一緒に排出させてしまう方法です。
ならば、一センチ以上のものが見つかってしまったらどのような方法がとられるのでしょうか。当然自然に排石される可能性はより少なくなってくる訳です。おおよそ二センチまでであれば、体外衝撃波による結石破砕術を選択します。しかし、それ以上であれば、経皮的腎結石摘出術などの内視鏡手術が必要になって来ます。
尿路結石の治療は八十年頃から大きく変化しました。私達が思い描く手術というものとは一体どのようなイメージだったのでしょうか。それは、必ずメスが登場し、皮膚を切るというホラーに近く恐ろしいものだったのではないでしょうか。実際、手術とは恐いものなのですが、尿管結石だけに関して言えば、現状それほど恐れる問題ではありません。
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