尿管結石はできた結石の大きさや場所などによって、症状も治療方法も異なってきます。
結石が1センチ未満と小さかった場合、通常ほとんどが手術などはせず自然に石が排出されるのを待つことになります。
しかしただ石が出てくるのを待っていても状況は変わりにくいので、いろいろと努力しなければなりません。
そこで有効な方法は、食事療法と、多めの水分を摂って尿の流れを良くすること、そして軽めの運動になります。
水分をたくさん摂ることは必須で、1日2リットルは水を飲むようにして利尿作用を促します。
とにかく石は尿と一緒にしか出てこないので、できるだけたくさん尿が出るように心掛けます。
食生活も脂っこいものを避けたり、カルシウムを摂るように心掛けたりして、結石が大きくなったり増えたりすることを防ぎます。
そして軽い運動をすることが石の排出を促します。
おすすめの運動は、縄跳びやジョギングなど、体を上下に動かす運動が効果的です。
ただ歩くだけでも違ってくるので、通勤などで歩くように心掛けることも良いでしょう。
尿管に引っかかっている状態では石は排出してくれないので、とにかく膀胱に落とすことが必要です。
個人差がありますが、膀胱に落ちてしまえば尿と一緒に排出されるのも早くなります。
そのため大量の水を摂取して尿管を流したり、体を動かしてとにかく石が落ちてくれるように努力をすることが大切です。
しかし、夏などは激しい運動をしたあとに結石ができやすいというデータもあります。
そういったときは水分補給を多めに摂るようにして、尿の濃度が濃くならないように気を付けましょう。