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尿管結石

尿管結石について、症状や治療法などを解説しています。

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尿管結石のx線検査

尿管結石を診察する場合、簡単な問診や触診をしたあとはx線検査をするのがおおよその流れです。
X線検査は結石の大きさや結石の位置、結石の個数などを調べることが目的とされ、これによって尿路結石のおおよその状態が把握できます。
 
背中や下腹部の痛みといった症状は、尿管結石によく見られるのですが、尿管結石以外にもこれとよく似た症状を訴える疾患が存在するため、血尿や尿のにごりなどの検査も併用して実施する必要があります。
また、骨と違って結石は位置がはっきりしないため、造影剤を使って腎臓や尿管を造影する方法がよく使われます。
x線検査以外にも、造影剤を使用して尿流を調べる排泄性尿路造影検査も引き続いて実施されることが多いでしょう。
 
このx線検査でやっかいなのは、X線では写らない結石が存在することです。
尿酸結石やシスチン結石といった結石の素材によっては、x線を透過してしまうので確認することがむすかしいことがよくありました。
しかしこういった従来のx線検査では確認できなかった結石も、最近のCT検査では診断が可能になってきました。
このくらい最近のCT検査の精度は高性能なものになってきています。
 
ただこのような大がかりで高性能な装置は、ある程度の大きな規模の医療施設でなければ設置されていないという問題があります。
診察はいきなりこのような高度な検査をすることはほぼありませんが、症状がひどく緊急を要する場合は、こういった面も視野に入れて病院を受診するようにすることが必要です。
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尿管結石に効く漢方

尿管結石は結石の大きさや結石のできる場所などによって症状や痛みが異なってきます。
1センチ以上の大きな結石の場合は、自然に排出することはむずかしいと考えられ、手術をしたり結石をレーザーや体外衝撃波で砕いたりする治療法が適応されます。
 
しかし緊急性を伴わず、食事療法や水分を多めに摂るなどして自然に結石が排出するのを待つ治療法の場合、漢方を併用することも治療法としてすすめられます。
漢方は西洋医学のように即効性はありませんが、体に負担がかかることもなければ副作用もほとんどありません。
長期的に治療にのぞむ場合、非常に効果が期待できる方法と言えるでしょう。
 
尿管結石に適した漢方もいくつか種類があります。
基本的に漢方の医学では、尿管結石は腎機能の低下と血の巡りの悪さが発症の原因であると考えられていますので、それらを改善する漢方が最も処方されるでしょう。
そのほかには尿管結石に伴う痛みを和らげる作用のあるものや、結石を取り除きやすく作用のあるもの、残尿感や頻尿などに作用のあるものなど、それぞれの症状に合った漢方を処方することが可能です。
 
尿管結石は一度治療しても再発しやすい病気と言われています。
再発を予防するためには西洋医学的な治療だけではなく、漢方を利用して根本的な体質改善を行うことが効果を高めます。
一度尿管結石にかかってしまった場合は、食生活の改善を心掛ける際に漢方の服用も考えてみてはいかがでしょうか。

尿管結石による発熱

尿管結石による主な症状は血尿や痛みがあげられますが、場合によっては発熱することもあります。
尿路結石が感染を引き起こして腎盂腎炎になった場合に、腎盂腎炎の炎症が発熱を引き起こすのです。
 
尿管結石が発生し、結石が尿管のいずれかで詰まって尿の流れがそこで停滞してしまうと、やはり雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
そして尿管結石がそのまま長時間尿路を塞いだままでいると尿が腎臓の内部に逆流してしまい、細菌に感染して腎盂腎炎を引き起こしてしまうのです。
 
尿管結石になっても発熱しない人もいますが、この腎盂腎炎にかかってしまった場合にはほぼ発熱すると言っていいでしょう。
発熱以外にも、残尿感や頻尿といった症状もあらわれます。
発熱の高さも個人差がありますが、人によっては39度を超える高熱が出る人もいます。
 
基本的に体内で炎症がおこると、病原菌と白血球が局所で激しく戦うので、それに伴って熱が出ると言われています。
ただ、ウイルスや細菌が戦っているのは体全体で戦っているはずなのに、体の一部分しか体温が上昇しなかったり、額だけに発熱が起こることなどもあります。
そのあたりの詳しいことはまだわかっていないのが現状です。
 
発熱は、炎症や感染などに対する免疫系の活性化が原因とも言われています。
酵素などの作用によって、体温上昇に関わる脳内の神経回路が活性化することによる発熱だとも考えられています。
 
いずれにしても発熱は体が危険信号を送っていると考えて、その原因を解明して取り除くよう努めるようにしましょう。

性別で異なる尿管結石の発症率

尿管結石は、10%の確率、つまり10人に1人はかかる病気だと言われています。
そして尿管結石にかかるのはそのほとんどが男性で、女性はめったにかからない病気だと昔から思われていました。
しかし現代では若い女性が尿管結石にかかる割合も増えてきました。
今現在、男女で見る尿管結石の発症率は、2.5:1だと言われています。
 
尿管結石にかかってしまう原因は、特にこれといったはっきりとしたものがありません。
原因が特定しにくい病気なのです。
尿管結石にかかってしまうと治療しても再発することが多いため、食生活の改善などを求められます。
そのため食生活に原因があるのではと思われがちですが、同じものを同じだけ食べていてもかかる人とかからない人に分かれます。
体質的な問題や遺伝的な問題にあるのではないかとも言われていますが、それもまたはっきりとわかっていないのが現状なのです。
 
結石ができてしまうのは、その人が摂取した食糧が何らかの原因が重なって石になってしまうからです。
石になってしまうということは、食料の成分が濃縮して固まってしまうためなので、その濃縮を防ぐために大量に水分を摂って濃度を薄めることが必要になってきます。
 
かつて尿管結石が男性の病気だと言われた原因は、食料をたくさん摂取したり、脂肪分の多い肉類などを多く摂取していたのが女性よりも圧倒的に男性だったからではないかという説があります。
しかし今現代では女性でも男性と同じような食生活をしていることが多く見られるようになりました。
そのために女性でも尿管結石を発症する率が高くなってきたのではないかと言われています。

尿管結石の概要

尿管結石とは、その名の通り尿管に結石ができる病気です。
尿管とは、腎杯(じんぱい)・腎盂(じんう)・尿管・膀胱・尿道のことで、これらをまとめて尿管、または尿路と呼びます。
なぜ石が出来るのかは尿路感染、代謝異常、ホルモン、薬など、原因のはっきりしているものもありますし、原因がまったくわからないものもあります。
実際のところ原因ははっきりしないことが多く、約8割の人は原因不明と言われてしまう病気です。
 
尿管結石は、尿に溶けこんでいるカルシウムやシュウ酸、リン酸などの素材が原因で作られます。
これらのミネラルが何らかの原因で結晶となり、有機物質も巻き込んで石のように固まってしまうのです。
腎杯(じんぱい)・腎盂(じんう)で形成された結石が尿管に下降し、尿の通過障害を来した場合を「上部尿路結石」、膀胱・尿道に結石ができた場合を「下部尿路結石」といいます。
現在の調査では95%とほとんどの患者が前者の「上部尿路結石」で、後者の「下部尿路結石」になる人はわずか5%となっています。
 
尿管結石は近年増加傾向にあり、日本人が生涯のうちに尿管結石になる確率は約10%、つまり10人に1人は結石にかかると報告されています。
近年では原因として食事の影響が大きいことがわかってきました。
日本でも食生活の欧米化が進んだことで、本症の頻度が増え続けていると言えます。
治療法としては、約70%は自然排石し、約30%は手術を必要とします。
 

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