尿管結石を患って治療方法を選択する際、結石の大きさというのは非常に重要なポイントになります。
そのため診察では、レントゲン検査・超音波検査・内視鏡検査などを行って結石の場所や大きさを確認します。
結石は素材の種類によってはX線を透過してしまい、はっきりと写ってくれないこともあります。
きちんと結石の大きさや個数を確認するためにも、造影剤を流してレントゲン検査することも多いでしょう。
通常、1センチ未満の小さな結石の場合、痛みを抑えたらあとは自然に尿と一緒に排出されるのを待つ治療方法になります。
5ミリ以下の大きさだと比較的早く、早ければ翌日にも排出されてしまうと言われていますが、結石が排出されるまでの期間は人によってマチマチです。
2~3ミリの小さな結石でも2ヶ月以上排出されないこともあれば、数ミリ程度の大きさでも翌日ゴロっと排出されることもあります。
結石が排出されるまでは毎日水を2リットルから4リットル飲むように指示されるのですが、4リットル飲むのはなかなか至難の業です。
それに毎日2リットル飲んでいても石が排出されるのに1ヶ月を要したという患者もいますので、本当に個人差があるとしかいいようがありません。
1センチ以上の大きさで自然に排出するのが困難と判断された場合、体外衝撃波治療やレーザー治療で結石を砕きます。
この場合、砕いた石を内視鏡手術を併用して行いすぐに取り除くか、砕かれた石が自然に排出されるのを待つかはまた判断を仰ぐ形になります。
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