尿管結石は、10%の確率、つまり10人に1人はかかる病気だと言われています。
	そして尿管結石にかかるのはそのほとんどが男性で、女性はめったにかからない病気だと昔から思われていました。
	しかし現代では若い女性が尿管結石にかかる割合も増えてきました。
	今現在、男女で見る尿管結石の発症率は、2.5:1だと言われています。
	 
	尿管結石にかかってしまう原因は、特にこれといったはっきりとしたものがありません。
	原因が特定しにくい病気なのです。
	尿管結石にかかってしまうと治療しても再発することが多いため、食生活の改善などを求められます。
	そのため食生活に原因があるのではと思われがちですが、同じものを同じだけ食べていてもかかる人とかからない人に分かれます。
	体質的な問題や遺伝的な問題にあるのではないかとも言われていますが、それもまたはっきりとわかっていないのが現状なのです。
	 
	結石ができてしまうのは、その人が摂取した食糧が何らかの原因が重なって石になってしまうからです。
	石になってしまうということは、食料の成分が濃縮して固まってしまうためなので、その濃縮を防ぐために大量に水分を摂って濃度を薄めることが必要になってきます。
	 
	かつて尿管結石が男性の病気だと言われた原因は、食料をたくさん摂取したり、脂肪分の多い肉類などを多く摂取していたのが女性よりも圧倒的に男性だったからではないかという説があります。
	しかし今現代では女性でも男性と同じような食生活をしていることが多く見られるようになりました。
	そのために女性でも尿管結石を発症する率が高くなってきたのではないかと言われています。