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尿管結石

尿管結石について、症状や治療法などを解説しています。

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尿管結石の兆候

尿管結石は、猛烈な激しい痛みを感じる病気だということは有名です。
その痛みは七転八倒するくらいのもので、尿管結石になってしまったとしても、できればそれほどの痛みになる前に手を打ちたいものです。
しかし尿管結石を発症した患者の多くは、「何の兆候もなく短時間で刺すような激痛になった」と証言しています。
つまり、尿管結石は石ができた段階では自覚症状を感じることは少なく、ある日突然激痛として症状があらわれることが多いのです。
それは一体どうしてでしょうか?
結石が腎臓の中で作られたとしても、腎臓の中の粘膜には痛みを感じる神経が通っていないため基本的に痛みは感じません。
そして結石が腎臓から尿管へ落ちてしまったとしても、石の大きさが小さく尿が通るのを遮ることがなければ、これまた痛みは感じません。
またそこから膀胱の中へ落ちてしまっても、特別激しい痛みを感じることはなく、少しの違和感か鈍痛を感じる程度になります。
痛みを感じるのは、結石が尿管に詰まってしまって尿が通るのを遮ってしまい、尿が逆流して腎盂腎炎を起こしてしまった場合です。
炎症で腎臓が腫れ上がりますから、腎臓の皮膜が引き伸ばされて痛みを感じます。
そのため結石のある尿管ではなく、背中や脇腹などに痛みを感じるようになるのです。
残念ながら激痛になるまでに自覚症状を感じにくい尿管結石ですが、初期の段階で感じることができることもあるそうです。
それは背中に筋肉痛のような痛みを感じるようになったり、わき腹が痛いから腎臓あたりを押さえると鈍痛がしたり、腎臓が朝起きると痛むが、尿が流れると痛みがおさまる、など。
このような自覚症状が出たら、激痛になる前に尿管結石を疑い、病院を受診したほうが良いかもしれません。
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尿管結石の大きさ

尿管結石を患って治療方法を選択する際、結石の大きさというのは非常に重要なポイントになります。
そのため診察では、レントゲン検査・超音波検査・内視鏡検査などを行って結石の場所や大きさを確認します。
結石は素材の種類によってはX線を透過してしまい、はっきりと写ってくれないこともあります。
きちんと結石の大きさや個数を確認するためにも、造影剤を流してレントゲン検査することも多いでしょう。
通常、1センチ未満の小さな結石の場合、痛みを抑えたらあとは自然に尿と一緒に排出されるのを待つ治療方法になります。
5ミリ以下の大きさだと比較的早く、早ければ翌日にも排出されてしまうと言われていますが、結石が排出されるまでの期間は人によってマチマチです。
2~3ミリの小さな結石でも2ヶ月以上排出されないこともあれば、数ミリ程度の大きさでも翌日ゴロっと排出されることもあります。
結石が排出されるまでは毎日水を2リットルから4リットル飲むように指示されるのですが、4リットル飲むのはなかなか至難の業です。
それに毎日2リットル飲んでいても石が排出されるのに1ヶ月を要したという患者もいますので、本当に個人差があるとしかいいようがありません。
1センチ以上の大きさで自然に排出するのが困難と判断された場合、体外衝撃波治療やレーザー治療で結石を砕きます。
この場合、砕いた石を内視鏡手術を併用して行いすぐに取り除くか、砕かれた石が自然に排出されるのを待つかはまた判断を仰ぐ形になります。

尿管結石の症状と治療法

尿管結石の症状は、結石の大きさや結石の出来る場所によって多少異なってきます。
そういったことに関わらずに全体的に表れる症状を、以下にまとめていきたいと思います。
・血尿
どうして血尿が出るのかというと、結石と粘膜とがこすれて出血した血が尿に混ざるからです。
この血尿も、目で見てハッキリとわかる血尿と、詳しく顕微鏡で見て初めてわかる血尿とに分かれます。
痛みなどは特になくても、血尿だけで診察に行って尿管結石が見つける患者さんもいるのです。
・尿がにごる
結石ができて、そこに感染が加わると尿がにごることがあります。
血尿ではなく全体的に尿がにごっている場合は、白血球が混ざっている「膿尿」が疑われます。
・発熱
結石が感染を起こして、腎盂腎炎になれば炎症から発熱を引き起こします。
・痛み
結石のある場所によって痛みの出る箇所も多少変わってきますが、主に背中や下腹部に発作的な強い痛みを感じます。
結石が腎臓の中にある状態だと、腎臓の粘膜には痛みを感じる神経が通っていないため痛みを感じることはありません。
結石が腎臓から落ちて尿管に詰まったときに「水腎症」という腎臓が腫れる症状を起こします。
それによって激しい痛みを感じるようになるのです。
非常に危険なのは、尿管結石の痛みは突然起こることが多く、それも七転八倒するくらい激しい痛みに襲われることが特徴です。
慢性的な結石の場合はあまり痛みを感じないことが多いですが、尿管結石になった人の多くは、突然激しい痛みに襲われています。
治療法としては、主に結石の大きさによって変えられます。
結石の大きさが1センチ以上あり、尿が流れない・薬が効かないなど危険な状態にある場合は手術をしたりレーザーで結石を砕いたりする方法がとられます。
結石の大きさが小さく、自然に流れそうな場合は薬を投与しながら様子を見て治療をすることもあります。

尿管結石の治療薬

尿管結石を患った際に使用する薬については、いくつかの種類に分けられます。
まず、痛みを和らげるための鎮痛剤です。
尿管結石は七転八倒するくらいの強烈な痛みに襲われることがほとんどです。
そのため鎮痛剤も一般的な鎮痛剤では効かないことが多く、抗コリン作用をもつ鎮痙薬やジクロフェナクナトリウムやインドメタシンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の坐薬,ペンタゾシンなどの注射薬,時には麻酔薬などを投与することもあります。
次に、結石を自然に排出するための治療に使う薬があります。
しかし結石は薬を投与するだけで排出するのはむずかしいので、水分を多く摂ったり食事療法を併用したりしながら定期的に通院して治療することになります。
投与する薬としては、結石を溶解して流れやすくする作用のあるものや、結石の発育を抑える作用のあるもの、炎症を抑えるものや利尿作用のあるものなどが挙げられます。
結石の原因によっても変わり、感染症による結石の場合は,原因菌に感受性の高い抗菌薬が使用されることもあります。
慢性化している際には、体質を改善することも含めて漢方を使用することもあります。
また、結石が排出された後には、再発を防止するための薬が使われます。
結石が再びできるのを防ぐよう、酸性尿を改善するクエン酸製剤、血液中の尿酸値と尿中尿酸値を低下させるアロプリノール、尿中でシスチンが結晶として析出するのを阻害する効果があるチオプロニンなどが処方されます。

尿管結石の治療法

尿管結石の治療法は、結石の大きさや結石ができた場所、結石のできている成分などによって、最も最適であると思われる方法を選んで治療することになります。
その方法は、薬物治療・体外衝撃波治療・レーザー治療・内視鏡手術などです。
昔は開腹手術が当たり前だったのですが、リスクも大きく体の回復も遅くなるため今は内視鏡手術が主流になってきました。
それではそれぞれの治療法の特徴を以下にまとめます。
・薬物治療
結石が1センチ未満で小さい場合、用いられます。
薬物治療といっても直接結石に効く薬物を投与するわけではなく、結石が流れやすくなるような薬物を投与しながら自然に流れるのを待つ、という方法です。
尿酸結石やシスチン欠席は尿をアルカリ性にすると溶けやすいと言われているので、そういった効果のある薬物を投与します。
その間、できるだけ多くの水分を摂り、たくさん尿を出すように心掛けることが必要です。
・体外衝撃波治療
その名の通り、体の外から衝撃波を当てて結石を粉砕する方法です。
約1センチくらいの結石の場合に適用される治療法です。
・レーザー治療
レーザーを当てて結石を粉砕する治療法です。
結石のできた場所などによって、適用される場合がある治療法です。
・内視鏡手術
内視鏡手術は、背中に小さい穴を開け、そこから腎臓まで内視鏡を通して粉砕した結石を摘出する手術方法です。
体外衝撃波やレーザー治療を併用して行われることが多いです。
体外衝撃波治療やレーザー治療では治療がむずかしい、2センチ以上の結石に適応される治療方法です。

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