内視鏡についてお話しします。経尿道的尿管結石破砕術とは、内視鏡を挿入して、適切な場所であることを判断して、尿管の中の結石を破砕する手術のことを言います。理屈的には非常によく判るのですが、私達が感じる恐ろしさとは、破砕する方にあるのではなくて、内視鏡を尿管まで挿入することの方にあります。当然ここに手術慣れというものもあるのかもしれません。手術など一度もしたことがないと言う人は何をしても手術とは恐いもの以外何ものでもないでしょう。挿入に関しても、胃カメラなど一度でもやっている人は何かしら感覚が判るのではないでしょうか。しかし、初心者、無知識人にとっては管を通すということにとても恐ろしい恐怖を感じてしまうものです。当然、そこにあるのは麻酔の威力ということもあるでしょう。しかし、麻酔が性器にまで及んでインポテンツなんてことは起こらないのでしょうか。
怖さの話しばかりしていますが、女性で言えば、妊娠の時にはこのような同じ体験をしているのではないでしょうか。女性強しと言わざるを得ません。女性は、出産するたびに、強くなっていくのです。結石と胎児とを同じ扱いをするのも何ですが・・・。
それにしてもここには大きな進歩がある訳です。昔であれば、手術とはメスを使って切断すること以外何ものでもなかった訳ですから、血を見るのが恐いという人には朗報なのではないでしょうか。それだけではなく切るという手術は、とかく手術の時間も要するものです。
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